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3月25日 谷中書生カフェ 書生歌会@まれびとハウス

 

東京は谷中で、谷中書生カフェと称して読書会等を企画している根岸さんと一緒に、

まれびとハウスにて「歌」をテーマに、お茶も点てながらのまったりした歌会をしました。

 

イベント前に題詠(テーマは「背」)と自由詠をそれぞれ提出し、

当日名を伏せてそれらを読み、気に入ったものに匿名で投票して、みんなで読み解いていく…という流れ。

 

 

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わたしのメモ入りだと、"まったり"という言葉にはそぐわないプリントだけれど…

(まるで高校時代の英語の授業を思い出すようなメモのとり方)

 

 

 

以前一度、句会には参加したことがあるのだけれど、歌会というものははじめて。

俳句と短歌の違いなども、今回先生をしていただいた東京大学のゆりえさんに聞きながら会は進行していきました。

 

 

主催者の根岸さんが、今回歌会を企画したきっかけとして、


 「歌会が創り出す場作りが気になって」

という話をしていたことが個人的にはひっかかり。。。

歌会、という場作り。

本日、歌会と一緒に茶会(茶道)も少しかじるようにさせて頂き、

茶道の世界では場作りについてとても重きを置かれている、ということを少し学んだのだけれど、

歌会という場作り、とは一体どういうことかと。

 

 

ゆりえさんは、俳句と比べて短歌は私小説的と語っており(そして俳句に関しては植物的、とも)、

わたしはどちらにも触れる程度にしか関わったことが無いので

飽くまで現状の認識だけれど、季語が無い事や字数の関係から、

確かに短歌のほうが現状の自分の気持、問題が強く現れるような気はしているかも。。。。


短歌という場作りをどのように利用?したいのかにもよるけれど、

自分の作った作品によって自己を開示する、

自分について他人に語る、という意味では

(作品が自己を語るということが普通のコミュニケーションで開けない人間にとっては非常に有難いものだということは実感としてある。

 勿論それだけが制作ではないけれど)

短歌という媒体はその簡素さが道具としてとても良い、

それを交換?見せ合う場作りはコミュニケーションの一環として、とても面白いなあと思いました。

 

 

 

 

 

 

他にも、歌を詠む上での技術、

また他人の歌を読み解く上での分解法など様々学んだのですが、

感想として並べた文章があまりに長文なので、ここに全ては記載せずにワードだけ残して置こうと思います。

 

・言葉で詠む、のではなく言語で詠む、というのもありなんだろうか
 言語を扱う、という意味ではプログラマなんかが短歌を詠んでみたら面白いんじゃないかなあとか思ったり。

・短歌はその特性から「わかりやすすぎる」という批判が多くあるらしい。
 1+1が2のままではいけない、1と1で3以上のものを作らないといけない
 (別に短歌に限った話じゃないけれど…)

・短歌は鑑賞者は必ず=創作者、
 歌を読むひとで、作らないひとはいない。

 

 

 

 

 

今回歌を作って、歌会に参加してみて気付いた自分の詩に関することはふたつ。

(以前句会に参加した際は、普段から自由詩を書くことに慣れているひとは俳句には余り向かない、と先生に言われました。)

 ①詠む際の視点が何故だか男性だということ

 歌自体から性別を感じられるものではないのだけれど、

 それを詠むときわたしは男性の視点を持って情景を描いていること。

 後に載せるが、今回の題詠では(体験したこともないのに)自分と性行為している女性の背中を思い描いていた。




 ②「視覚」の力がとても強いということ

 歌に詠まれる情景には、あらゆる五感が含まれている。

 例えば「ぬるい湯」なら触覚だし、「君の声」なら聴覚。

 しかし、他の方の歌に当然含まれている触覚や聴覚、がわたしの歌にはない。

 全てが「視覚」だけで完結してしまっている。

 以前「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に遊びに行った際にも、

 自分が日常生活で、ひとと触れ合う上で如何に視覚を重要視しているかということを実感したが、

 こんなかたちでも実感することになるとは思わなかった。


 

 

 

 

最後に、今回わたしが作った2首を参考に載せておきます。

主催の根岸さんには、また是非企画して頂くようにお願いしたので、

興味が湧いた方は是非次回参加してみてください。

 

【題詠:テーマ「背」】

背にかかる濃い黒髪をひとはらい 曇るガラスに雨を見る

 

【自由詠】

白濁した街に見てみたい きみに恋した色眼鏡で

 

 

 

 

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ちなみに、普段書いてる自由詩などはコチラのブログに…「ガラテアソーマ」