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散文 #1

 

不意によしもとばななの「とかげ」を読み返したくなり

取り憑かれるように購入したら止まらなくなり

狂ったように著作を4冊も購入してしまった。

 

大好きだった「キッチン」もその中に入れたかったのだけど、どうしても見つからず

まあこんなこともあるだろう。

 

 

 

よしもとばななの作品に出てくるような男の人が好きだったので

そんな男の人と付き合ったこともあったけれど

よしもとばななの作品に出てくるような男の人は不思議なことに恋をすると

魔法が解けたかのように普通の男の人になってしまうのが残念でたまらなかった。

 

 

その昔よしもとばなな系男子と付き合っていた頃

「『キッチン』を読んだらどうしてもカツ丼が食べたくなったんだ」

と呼び出されたのがたまらなく嬉しくて

夜中に家を飛び出したことを思い出す。

例に漏れずその人も、魔法が解けるように消えてしまったけれど

今となってはそんなエピソードだけが眩しく残る。