大分出張一日目

 

大分県立美術館OPAMにて県内全ての小学生を美術館に招待する教育普及プログラム、小学生ファーストミュージアム体験事業を見学させて頂く。

 

20名弱の小学生を引率するボランティアガイドと小学生たちの対話を間近で見聞きしながら、自分が美大に入ったころミュージアム自体が苦手で自作の展示先はなるべくハコモノを避けていたこと、卒業した後博物館研究クラスタとの自主ゼミによってはじめてミュージアムの魅力に強く惹き付けられたこと、対話型鑑賞プログラムのイベントに深く関わったこと、これまでの様々なことを想起した。

その結果、美術の道を志した10年前と美術館及び美術鑑賞に求めるものには寸分の変化が無かったことを淀んだ記憶の底から掬い出した。

 

美術館鑑賞を通過した後、一歩外に出て見えた空に自らの青を見出すこと。

美術鑑賞を学習として捉えたとき、到達すべきものをそう信じて止まない。

 

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 大分は今日は雨だった。