永遠の永遠の永遠
世界の平和など願ったことはない
イメージが出来ない
この世界にひとつの悩みもなくて、みんな笑って幸福に過ごしている未来なんて
気持ち悪いとすら思う。
どの時代を切り取っても
そこには一定の苦悩や困惑を世界は抱えていて欲しい。
(苦悩や困惑を抱えることが人間として美しい形だと思う)
美しい未来などなくていい
薄暗い遠い到達できない未来の世界で
ただひとつでもわたしの何かが
彩りや輝きや安堵感を持てていれば
それは幸福なことなのだと思う。
世界は困惑を抱え続けて欲しい。
同じ数だけの救いを持ちながら。
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『草間彌生 永遠の永遠の永遠』( http://www.asahi.com/kusama/ )を観てきました。