2014-11-05 散文 #9 自らの執着に悩む女の子の話を聞いているうちに、 わたしの穴は埋まっていった。 いつそう自分に約束したかは覚えていないが わたしはもう、今目の前にあるものしか愛さないことにしている。 これは自分の心の器の狭さから来る一種の諦めでもある。 執着に苦しむ人は強く、美しい。 その呪いできっとなんでもできるだろう。