きみにキスする

 

今日はEduceCafeイベントにて撮影のお手伝い。

7年来の愛機が壊れて以来、とんとカメラに触れていなかったのでここぞとばかりに遊ばせて頂いた。

イベント開始当初は久しぶりに触れるカメラ、また室内での撮影だったのでシャッタースピードや絞り、感度を程良く調整するのに四苦八苦…

(最初にやっておけ、という話ですが…渡されてすぐはほんと遊ぶばっかりだったのです…)

丁度良い具合を見つけてから、ようやく昔の勘を取り戻せたというか、

どうしてわたしがカメラがすきだったのかを思い出した。

 

 

CanonにEOS Kissというカメラがある。

あのカメラのネーミングがまさに、わたしのカメラ感そのもの。

つまり「キス」

ファインダーを通して世界を見ると、じんわりと光っている場所を見つけることができる、そこに真ん中の焦点を当ててシャッターを切る、つまりキスする。

 

 

 

普段は見えない、この世界から零れたひとつひとつを拾ってはキスする行為。

わたしにとっての撮影はそういうものだ、と思いだした。

 

 

被写体をおくときは、全力でその相手に恋をする。

わたしがそのひとの何処がすきなのか、ファインダーを覗いて見つけていく、そしてキスする。

四角い世界に加算方式の愛情表現。

ひとつ見つけるごとに+1していく。

わたしの世界に対する愛情表現、その方法にカメラがとても適しているから、わたしは写真が好きなのだと。

 

 

 

今日のイベントのゲストだった@JunyaMoriはシェアハウスの同居人なので、

とても今更な愛情表現なのだが、ファインダー越しに彼をみて、またひとつ、こっそりキスする場所を見つけたりしていた。

 

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今日も、きみにキスする。