ねこにエサをやるように愛する愛(仮)
最近とてもすきな素敵な男の子に
「実は好きなひとがいるんです…」
と恋の相談をされたので、
わたしと彼は思った以上に長い付き合いになりそうだな、と嬉しくなった。
わたしが彼をすきなのは、まるでネコにエサをやるように彼を愛せるから。
だから、彼がとてもすき。
彼の名前を呼ぶのがとてもすき。
呼ぶときは「◯◯くん、◯◯くん、」と2回呼ぶ。
彼はネコが自分の名前を呼ばれたように反応するけれど、
その多くはこちらを振り向かない。
ただ、ぴくりと気付くだけ。
だからわたしはもっと彼の名前を呼びたくなる。
わたしは彼がすきというよりは
きっと、
ねこにエサをやるように愛せるわたしから彼への愛がとてもすき。
(この物語は一部フィクションです)