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未来予想図

ここに来てくれるひとはみんな、200年もあとのこの世界にはいない。

 

 

そう考えるときわたしはいつも、更地になって誰もいなくなった荒廃した世界を想像するんだけど、

きっとその未来にもここにはいない誰かがいて(ひとでないかもしれないが)、

笑ったり泣いたり悩んだり苦しんだりそれでも笑ったりそうして、

また街のようなコミュニティが繁栄しているのだろうとしたら、それはとっても美しいなと思う。

 

 

 

大学時代の教授が話してくれた言葉で凄く印象深いものを思い出す。

 

「いつかの未来を想像するとき、

 ぼくはキラキラと輝いてみんなが笑っている世界を想像出来ないんですよね。

 その世界でも人間たちは俯いて、薄暗い空の下肩を落として歩いていて欲しいと思ってしまう。」

 

何故だか、深く頷いてしまった。

遠い未来に生きている誰かも、おんなじように暗い顔で悩んでいてくれればいい。

笑ってるより、そっちのほうがいい。